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【わかりやすく解説】ファクタリングと融資8つの違い

ファクタリングと融資の違い

 

本ページでは、ファクタリングと融資の違いを解説していきます。

 

資金調達と言えば一番に融資が頭に浮かぶと思いますが、近年はファクタリングという方法も注目されています。

 

ファクタリングについてはこちらに詳しく記載してありますのでご覧ください。

 

では、この違いとは何か、まずはざっくり説明したいと思います。

 

ファクタリング 融資
仕組み 売買 借り入れ
調達できる金額 売掛債権の金額 300万円~10億円
資金調達までの期間 1日~1週間程度 1日~3か月程度
資金調達にかかる費用 手数料 利息・保証料・手数料
審査基準 売掛先の信用力 自社の信用力
取引先への通知 3社間:あり
2社間:なし
なし
返済・支払い 一括返済 分割返済
追加融資・調達 売掛債権の残高があれば可 すぐの追加融資は困難

 

違いその1:仕組み

ファクタリングと融資の一番大きな違いは仕組みです。

融資はローンを組んで資金を借り入れる「借り入れ」、ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に売って資金を得る「売買」です。

 

そのため融資は自社で返済を行わなければなりませんが、ファクタリングは売掛債権を売っているので自社で返済する必要はありません。

また、ファクタリングは融資ではないので、自社の信用力に傷がつくことがありません。

 

違いその2:調達できる金額

調達できる金額にも違いがあります。

融資は会社の規模によるので、個人事業主だと最大1000万円程度、中小企業だと最大10億円程度と会社によって大きな差があります。

一方ファクタリングは、持っている売掛債権の金額によるので、会社による差というよりは、持っている売掛債権によって数十万円から数億円という差が出ます。

 

違いその3:資金調達までの期間

資金調達の期間は、例えばビジネスローンなどでは1日で終わる可能性もありますが、審査が厳しい銀行の融資だと数か月かかる可能性があります。

一方ファクタリングは、最短即日を謳っているファクタリング会社もありますし、長くても1週間程度を見ればよいでしょう。

早期の資金調達ができる点はファクタリングの大きなメリットとなります。

 

違いその4:資金調達にかかる費用

資金調達にかかる費用にも違いがあります。

融資は年1%~20%程度の金利や保証料、事務手数料などがかかります。

ファクタリングは買取金額に対して1%~30%の買取手数料がかかります。

 

一般的にファクタリングの方が費用は掛かると言われますが、金利や手数料は会社や銀行によって違うのでどちらが有利なのかは自分でじっくり検討する必要があります。

 

違いその5:審査基準

審査基準も、ファクタリングと融資の大きな違いと言っていいでしょう。

 

融資は一般的には審査基準が厳しく、また自社の信用力を審査します。そのため、会社を設立して間もない場合や、赤字決算が続いている場合などは審査を通過することは難しいでしょう。

 

一方ファクタリングは自社の審査はほとんどなく、売掛先の信用力を審査します。そのため、売掛先が大きければ大きいほど審査には通りやすくなります。また、融資で審査に通れないような会社設立直後の会社や、赤字決算でも柔軟に審査をしてもらえる傾向にあります。

 

違いその6:取引先への通知

融資の場合は、利用したことが取引先へ通知されることは絶対にありません。

なぜなら、融資情報を第三者に漏洩すると、その金融機関に重い処分が下る可能性があるためです。

 

ファクタリングの場合は、3社間ファクタリングと2社間ファクタリングで違いがあります。

3社間ファクタリングの場合は、売掛先の同意が必要になるため、通知は必ずされます。

2社間ファクタリングの場合は、基本的に売掛先への通知はありませんし、2社間ファクタリングを取り扱っているファクタリング会社は、そこを売りにしている場合が多いです。

 

違いその7:返済・支払い

融資は借り入れているので返済、ファクタリングは売買なので支払と呼びます。

 

融資の場合は、1年から10何年に渡っての長期の分割返済が可能となっています。また、残高スライド返済を行う場合もあります。

ファクタリングの場合は、売掛金の期日に一括返済が原則となっています。また、ファクタリング会社に回収の責任がありますので、自社で督促を行う必要がありません。

 

違いその8:追加融資・調達

資金調達後に資金が足らず、更に追加で資金が必要となった場合、

融資だとすぐに追加融資は難しくなります。資金力にもよりますが、既にギリギリまで借りてしまっている場合は追加融資は厳しいと思ったほうがよいでしょう。

ファクタリングの場合は、売掛債権がまだ残っていれば可能となります。ただし、持っている売掛債権全てを売ってしまっている場合は追加で調達することは不可能です。

 

ファクタリングと融資それぞれの向いているケース

これまで8つの違いを解説してきましたが、自社はどちらに向いているのかと考えるでしょう。

ファクタリングと融資、それぞれの向いているケースを紹介します。

 

ファクタリングが向いているケース

  • すぐに資金が必要な場合

資金調達までの期間で説明した通り、ファクタリングの場合は書類が揃っていれば即日可能といったファクタリング会社も多数あります。

融資は銀行で借りようとすると数か月かかる可能性があるため、すぐに資金が必要な場合はファクタリング利用がおすすめです。

 

  • 売掛金の額が多い場合

調達できる金額で説明した通り、ファクタリングは売掛金の上限まで債権を売ることが出来ます。

そのため売掛金の額が多い場合は借り入れにならないファクタリングがおすすめです。

 

  • 自社の信用力に自信がない場合や融資枠を残しておきたい場合

審査基準で説明した通り、融資は設立間もない会社や赤字決算など、信用力のない会社は審査通過が厳しくなります。

その点、ファクタリングは売掛先の企業の信用力で審査するため、自社の信用力に自信がない場合はファクタリングがおすすめです。

また、将来借り入れを行う予定があり、自社の融資枠を残しておきたい場合もファクタリングを利用したほうがよいでしょう。

 

融資が向いているケース

  • 長期的に資金を借りたい場合

返済・支払いで説明した通り、融資は長期的に返済計画を組むことが可能です。

そのため、長期的に資金繰りを改善したい企業などは銀行などの融資を利用したほうがおすすめです。

 

  • 自社の経営状況に問題がない

審査基準で説明した通り、融資は自社の信用力で審査を行うため、自社の経営状況に問題がない場合は融資の方がおすすめです。

ファクタリングを利用した場合、将来入るはずの売掛金を売ってしまうことになるので、2か月後や3か月後に跳ね返しが来る可能性があります。

 

まとめ

ファクタリングと融資の違いについて解説を行いましたが、理解できましたでしょうか。

 

ファクタリングは債権の売買、融資は借り入れという点が大きな違いになります。また、資金調達にかかる時間や審査においても大きな違いがありますので、自社に合った選択肢を選び、有意義な資金調達を行ってください。